モダン「いき」プロジェクト

「いき」(iki)というキーワードを現代に蘇らせ、理解を深め、
デザインやアートにご活用いただき、国際語として広めることを目指します

「いき」の基本特性

 

「いき」に関する誤解の例
「カワイイ」と「いき」は関係がない

「いき」に関する誤解の例
 

以下は、古典「いき」とモダン「いき」に共通する、「いき」の基本的な特性です。

  1. 「いき」の説明は野暮を覚悟する

  2. サムライに対抗する町人文化である

  3. 侘び寂び、雅とは異なる

  4. 相対的である

    • 唯一の価値基準ではなく、一つの価値基準でしかない

    • 「いき」の権威はなく、権威的な「いき」もない

  5. 永続的ではなく一時的である

  6. 明確な意思と主張があるが、さりげない

  7. 押しつけがましくない

  8. 下心がない

「いき」な計らい

「いき」な計らいとは、感動や共感を呼ぶ、ある種の意外な行動です。アメリカ大統領が病気の一少女の手紙に返事を書けば、それは「いき」な計らいといえるかもしれません(実際には単なる政治的行動とみなされるかもしれませんが)。「いき」な計らいには、「善意の嘘」が含まれることもあります。シャーロック ホームズは、「第二のしみの冒険」で、首相に嘘をつくことで、ある婦人の名誉と秘密を守ります。ここで、首相はそれが嘘であると感づき、おそらくそれ以上追求しなかったであろうことにより、「いき」な計らいの「共犯者」となります。

よくある質問

「いき」に関して

Q. なぜ「いき」と書くのですか? 「粋」ではないのでしょうか。

A. 「粋」は「すい」とも読みます。粋(すい)は、「いき」と似ていますが別の言葉です。江戸時代には、「いき」は、粋、意気、趣向などさまざまに表記されていました。

Q.  「いき」はナショナリズムや国粋主義と関係があるのでしょうか。

A.  「いき」はナショナリズムや国粋主義と関係ありません。「いき」と武士道を結びつける人もいますが、「いき」はもともと町人の文化であり、むしろ武士への対抗意識があります。古典的「いき」は、江戸っ子の誇りである反面、排他的な面を持っていました。しかし、現代では、「いき」をモダン「いき」として再定義することで、江戸という時代や場所には制限されません。モダン「いき」は、日本にも限定されることなく、国際的な概念として捉えることができます。